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■ディスプレーは難しくない■


毎日、洋服に接しているFA(販売員)さんでも、ことディスプレーに関しては、「上手に出来ない」、「どうも苦手」という方が少なからずいらっしゃいます。


まして、ファッションビジネス初心者ともなれば、「なんだか難しそう」と、不安を抱いている方も多いかもしれません。


ディスプレーは基本テクニックさえ、しっかりマスターしてしまえば、実はカンタンなんです。


たとえ、初心者であったとしても、基本をきちんとマスターすれば、見違えるほど上手になりますので安心してくださいね。



それでは、「ディスプレーの基本テクニック」について、解説していきたいと思います。




■ディスプレーの基本テクニック■


ディスプレーに必要な基本テクニックは、次の2点です。


@「空間コーディネイト」

A「カラーコーディネイト」


まず、「空間コーディネイト」でディスプレー全体をコントロールし、次に「カラーコーディネイト」で見え方や印象をコントロールします。


この2点をきちんと意識するだけで、グッと印象深いディスプレーにすることができますよ。


あとは、慣れに応じて、フォーミング(※)などの細かなテクニックを磨いていけばいいのです。

※フォーミング‥ピンやテグスを使ってボディに動きを出すテクニック)


ディスプレーについては、「空間コーディネイト」と「カラーコーディネイト」、この2つの基本パターンをしっかりマスターすれば、難しいものではありません。



ただし、あくまでもディスプレーの目的は『入店意欲を促進する』ことです。


フォーミングなどの細かなテクニックに拘るのではなく、基本パターンを押さえたうえで、お客さまの立場からみて、「思わず入店したくなるディスプレー」を考えていきましょうね。


それでは、まず「空間コーディネイトの基本パターン」について解説いたします。



空間コーディネイトの基本パターン■


空間コーディネイトの基本パターンには、6種類のパターンがあります。


それぞれの特徴を理解したうえで、ショップのイメージにあった構成パターンを考えていきましょう。



@三角構成

最も基本的な構成パターンです。

安定感があり、見ていて安心な感じがします。

ベーシックやコンサバティブな商品に適しています。

三角構成

※三角形のベストバランス:高さ=底辺×0.7 頂点=底辺の6:4の位置。




Aリピート構成

同じパターンを繰り返す構成パターンです。

リズム感があり、遠くからでもよく目立ちます。

色やデザインのバリエーションを訴求するのに適しています。

棚の上など細長い空間を利用するのに最適です。

リピート構成



B対称構成

左右対称の構成パターンです。

荘厳で落ち着いた感じがします。

クラッシックやフォーマルな商品に適しています。

対称構成



C非対称構成

左右のバランスを崩した構成パターンです。

アクティブで斬新な感じがします。

カジュアルやアグレッシブな商品に適しています。

非対称構成



D集中構成

商品を一ヶ所に集中させた構成パターンです。

視線が集中するので、商品自体の特徴や質感などをアピールしたいときに適しています。

スポットライトを利用するとより効果がアップします。

集中構成



E拡散構成

フレームからはみ出たようなつながりを持たせた構成パターンです。

スケール感や拡がりを感じさせます。

スポーツアイテムやブランドの世界観を訴求するのに適しています。

拡散構成



以上が、空間コーディネイトに使う、6種類の基本パターンです。


たった6つのパターンを覚えるだけなのでカンタンでしょう?



空間コーディネイトが決まったら、次に、「カラーコーディネイト」をどうするか?考えていきます。


カラーコーディネイトについても、基本パターンを覚えるだけなので、安心してくださいね。



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