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■ A knot (ア ノット) ■
  新品、ユーズドのどちらも揃うカジュアルセレクトショップ


〒650−0011
神戸市中央区下山手通3-5-2
ハイツカッチャン1F
TEL/FAX 078-333-7656

定休日  不定休
営業時間 12:00 - 20:00




 上田昌至オーナー

(※ご本人はお写真は苦手とのこと。
代わりにお店の人気キャラクターの
登場です。)



オープンまでの経緯



飲食関係の仕事に従事、飲食業での独立を考える

2002年秋口頃から物件探しを開始

今の物件と出会い、セレクトショップ開業を決意

2003年11月19日オープン



  「この箱を生かすにはどうしたらいいか?」素人発想ですけど思ったんです。
    まさに「場所ありき」のスタートでした!


 開業のきっかけは?

僕はもともとアパレル業界とは全く無関係で、飲食関係の仕事をずっとしていたんですね。

だから「いつか独立したい」という想いはありましたが、当初は飲食の方での独立を考えていたんです。

飲食の中でも軽い感じの、カフェテイストのお店をしたいな、と思っていました。


それで物件を探しだしたんですが、それがなかなかうまくいかなくて…。

いいなと思っても家賃が合わなかったり、場所的に良くなかったりして、うまくいかない日が続いていたんです。


そんな折、この近くに別の物件を見に来て、その時、「飲食は無理だけど参考に見てみる?」 と紹介されてたまたま見たのが、ココだったんです。

空き店舗になったばかりで、まだビラも貼っていない状態でした。

今思えばタイミングが良かったですね。

見た瞬間、箱も場所も全てが気にいって、「ココだ!」と思いました。


それで、「この箱を生かすにはどうしたらいいか?」と、全くの素人発想ですけど思ったんです。


当初セレクトショップは考えてなかったんですが、その時初めてセレクトショップでの独立を考えだしました。

まさに「場所ありき」のスタートでしたね。



 カフェからセレクトショップに転向するのは抵抗なかったですか?

逆に「知らなかったから転向できた!」というのが現実ですね。

カフェというのは客単価も低いし、回転率も悪いんですよ。

その中でどう利益を上げていくのか?というのがあって、やりたい半分不安もあったんです。

でも、ここに関しては、そう思いませんでした。

きっと全くの素人だったからですね。



 トアウエストを出店場所に決めたのは?

当初から、神戸でしたいとは思っていました。

神戸で個人が開業できるエリア、資金的な問題もクリアできて人も呼び込める、となると、栄町周辺かトアウエスト周辺かなと。

自然と限定されますからね。

それでこの辺で探しだしたんです。

でも、この場所にして良かったと思っています。

この辺は、神戸でも下町で、思ったよりも気取っていないんです。

お店同士や地元の住んでいる人達とも仲がいいんですよ。


例え、素人からの参入であっても、暖かく迎え入れてくれて、「ぬくもり」を感じます。

ここに来てから知り合った人達にはずいぶんと助けてもらいました。

一軒一軒で競い合うよりも、「街全体で盛り上がって欲しい」という雰囲気があるんです。

お店同士で紹介しあったりもしますよ。

「あのお店でここを聞いてきました〜。」というお客様も来るし、逆にうちに来たお客様に、違うお店を紹介したりね。

ギスギスしていないところが気に入っています!



 内装業者はどのように探しましたか?

実は内装は自分たちでしたんです。

ここはもともとアパレルの店舗でしたから、そのまま使える部分が多くて、ペンキ塗りとか、細かいところの補修とか、あとは雰囲気作り、什器とかですね、

それを加えるだけで良かったですから。ほとんど手作りですよ。

でも、前のお店と同じと思われたらやっぱりダメ。

だから、「どう自分たちの色に変えていくか?」というのが、一番最初のテーマでした。



 仕入開拓はどのようにされましたか?

当初は、オール レディースのユーズドでスタートしたんです。

元々ユーズドが好きでしたし、多少原価も抑えられるし、というのもありましたから。

だから、ユーズドを扱っている業者に直接アポをとって、頭下げて、という感じで開拓しました。


それで徐々にユーズド以外のメーカーも開拓していって、今ではほとんど新品で、一部ユーズドを扱っています。

展示会に行ったりもしますし、向こうからの飛び込み営業なんかもありますね。


うちは、常に「動き」をテーマにしているんです。

その都度、自分たちがいいと思うもの、流行を追うっていうのは好きじゃないけど、でも「今旬やな」と思うものを取り入れるようにしています。

だから、このブランドがメイン、っていうのはなくて、常にお客様の反応を見て、取り入れるようにしています。



 開業予算は?

う〜ん、具体的な金額は内緒にしておきます(笑)。

でも、僕的には、金額うんぬんではないかな、と思いますよ。

何を自分でやりたいか?によって金額も変わってくるし、単純にお金で比較できない部分って、大きいですから。



 開業で一番苦労したことは?

苦労という苦労は特に感じていませんが…、やっぱり「人脈」かな。

当初は、同じ業界に知り合いもいなくて、どういうやり方が正しいのかも全くわからない状態でしたから。

人脈は大事だと思います。



 オープン告知は?

いくつか反応のありそうな雑誌にFAXを送って、取材に来ていただきました。

それでニューオープンということで掲載して頂きました。



 オープン直後はどうでしたか?

正直、最初は不安で一杯でした。

このお店大丈夫かな?僕の人生大丈夫かな?と思いました(笑)

でも僕は、偶然にもいろんなお店の立ち上げに立ち会うことが多くて、陣頭指揮をとることも多かったので、「まあ、こんなもんかな。」とも思っていました。

もちろん雇われている時とは違って自分のお金なので、不安は何倍も大きかったですけど。

それで、軌道に乗るというか、お客様に知って頂くには、「1年2年じゃなんとも言えない、どんなに苦しくても3年くらいは維持しよう!」と思ってスタートしたので、そこら辺は心構えがありましたね。



 店名をA knot(ア ノット)としたのは?

【knot】って、「木の節目」とかいう言葉なんですよ。

木目って、それ自体は木の価値を下げる、じゃまなものだったりもするんですが、でも「見る人が見れば味になっている。」

そんな店になれたらいいなぁ、と思ってつけました。



オープンから約2年、開業してみてどうですか?

思っていた以上に、お客様はお店全体を見ているんだなぁ、と感じてます。

商品はもちろんのこと、お店の全てを気に入ってくれているんだな、というのが発見ですね。

細かいところ、例えばディスプレーとかを、「こんなの家にあったらいいな〜」とか「こんな家に住みたい!」とかおっしゃって下さいます。

そこら辺が、思った以上の反応でした。


最初は正直なところ、いつかカフェをしたいという気持ちもありました。

でも、今はこっちがおもしろくて仕方ないですね。

「物販って、こんなにおもしろいんだ!」って思い始めています。


飲食は、お客様が来てくれれば必ず売上になりますが、物販は、100人来てくれても何個売れるかわからない、という仕事ですよね。

だんだんお客様の反応が上がってくるのが、自分の自信にも繋がってくるんです。

手間が掛かるけど、それに見合った反応があるとすごくやりがいを感じます。



 ありがとうございました!
 最後に、これから開業したい人へのアドバイスをお願いします。

僕が言うのはおこがましいですが、僕個人としては、センスうんぬんを言う前に、「努力と根性」が全てだと感じています。

オープンというのはそれくらいパワーのいることです。


なかなか思った結果がついてこないのが当たり前の世界ですから、過程を積み重ねてやっていくしかないんですね。

何度も何度も繰り返しやっていかないといけない。

だからやっぱり「努力と根性」です!



 【取材を終えて】

 お店を見た瞬間、思わず出た言葉は、「カワイイ〜!!」、
 そして、しばらくして感じたのは、「なんだか落着く〜」。
 そんな、女の子が今求めている感覚を満たしてくれるのがアノットさん。
 路地裏通りという、少し見つけずらい場所にあるからこそ、
 出合ったときの喜びは大きいのですね。
 そして、オーナー、店長とも、とても気さくであたたかなお人柄。
 そこら辺も、人情あふれるというトアウエストの雰囲気にぴったりマッチしていて、
 思わず長居してしまいそうです。
 神戸以外からのお客様も多く、休日には時間帯によって、接客もできないくらいだとか。
 アノットファンは、全国区で広がりを見せています。
 トアウエストに来られた際は、ぜひアノットさん、探してみて下さい!



 やさしいライティングが印象的な店内
 こんなお家に住みたい!という
 お客様が多いのもうなずける












 屋根裏部屋を思わせる落着いた空間
 なんだか不思議と暖か〜い気持ちになってくる













 路地への曲がり角に置いてある、
 店長手書きの案内版
 この看板に興味を示して、来店される方も多いとか
 キャラクターは、店長そっくり!?との声多し











取材・撮影:2006.2.1(水)


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