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■チャレンジショップ■


「チャレンジショップ」とは、おもに行政や商工会議所などが中心になり、商店街の空き店舗対策の一環として行なっている制度です。


期間は半年〜1年程度、3坪を2万円程度で借りられるケースが一般的です。


また、敷金や礼金なども、不要な場合が多いです。


経営コンサルタントによる経営指導まで行なってくれるところもあります。


ショップを始めてみるとわかることですが、その地域にショップを構えるということは、「その地域とともに生きていく」ということでもあります。


ですから、地域の一員としての、さまざまな義務と責任が生じてくるんですね。


ただただ、商品を売ってさえいればいいという訳にはいきません。


新規開業者の方は、戸惑うことも多いでしょう。


このチャレンジショップでの開業のメリットとしては、このような「ご近所づきあい」についても、たくさんのことを学ぶことができます。


「チャレンジショップを通じて、商売の師匠(メンター)と出合うことができた!」なんて方もいらっしゃいます。




このように、チャレンジショップには低コスト以外にも、たくさんのメリットがあるんですね。


チャレンジショップの情報は、地域の新聞やフリーペーパーなどに掲載されています。


あるいは、ネット検索で、「チャレンジショップ ○○市」と検索すれば、情報を入手することができます。


まずは、情報収集からはじめてみては、いかがでしょうか?



■テイスティングスペース■


「テイスティングスペース」(呼び名は企業によって違います)とは、主に民間の企業が、若手クリエーター創出を目的に行なっている事業です。


集客力のあるファッションビルなどに、格安でスペースを借りることができます。


2004年には、「渋谷109」がテイスティングスペースを開設し、話題になりました。




通常1,000万円以上の保証金がいるところ、100万円でOK。


しかも、内装は109側がやってくれるというものでした。(80店以上の応募の中から、5店舗が選ばれました。)


倍率が高いのが難点ではありますが、このようなファッションビルには、凄まじい集客力があるので、もし選ばれたとしたらラッキーですね。


ただ、大々的に告知をしていないケースも多いので、繊研新聞ファッション販売などの業界紙を、こまめにチェックして、情報を見逃さないようにしてくださいね。



■フリーマーケット■


「えーっ、フリーマーケット!? それって開業のうちに入るの?」 という声が聞こえてきそうですが、馬鹿にするなかれ!


「商売」の原点は、道端で商品を売っていた「露天商」にあるといわれています。


ですから、1日かぎりのフリマといえども、れっきとした「商売」なんですね。



フリマの出店料は、手荷物なら2,500円、車両なら5,000円程度が多く、コストはそれほどかかりません。


どういう人たちが、どういうものを欲しがるのか?どのような接客が喜ばれるのか?を知ることができるので、たとえ儲からなくても「勉強代」と思えば安いものです。



また、今では「ヤフオク!」など、ネットを活用すれば、いますぐにでも「商売」をはじめられる環境が整っています。


それどころか、「メルカリ」など、手のひらにスマートフォンさえあればパソコンすらも使わない、文字通り「片手間」でガシガシ稼いでいる人もおられます。



お客さんのココロを知るためにも、ローコストで「商売」というものを体験しておくといいと思いますよ。



■販売代行■


これは、他の業界にはあまりない、アパレル業界に独特なものだと思うのですが、アパレル業界では「販売代行」で開業するという方法があります。


「販売代行」とは、売り場で「販売に関わる業務だけを請け負うこと」で、店舗取得費や内外装費、家賃、商品リスクなどはメーカー側が負担し、販売代行業者は、基本的に人件費のみの負担で、ショップ運営を任されます。


つまり、初期投資はほぼゼロ(スタッフの人件費は要りますが)で、リアルショップの運営ができるということです。




ですから、アパレル業界では、販売力があり将来自分のショップを持ちたい販売員は、まず販売代行業者として独立し、実績を積んでから、自分のショップを持つというケースも多いのです。


もちろん、誰もが販売代行業者になれるわけではありません。


販売代行業者として、メーカーが契約してくれるには、それ相応の販売力が必要です。


メーカー側としても、自社で販売員を雇うより、販売代行業者に頼んだ方が有利だと判断するからこそ、契約するわけですからね。


ちなみに、販売代行業者の取り分は、売上げ代金の10〜20%程度。


ショップの規模にもよりますが、月商500万円あたりがボーダーラインだと思います。


このボーダラインを下回ると、赤字になるか、それ以前にメーカーに契約を打ち切られてしまう可能性が高いです。


もし現在、FA(販売員)をされていて、将来はショップ開業を考えているなら、


「販売代行業で独立する」


という選択肢もありなのではないかと思います。



■フランチャイズ■

アパレル業界では、まだ「フランチャイズ」で開業というパターンは少ないのですが、これから増えてくる可能性もありますので、簡単に触れておきたいと思います。


「フランチャイズ」とは、米国で開発され日本にも普及したビジネスモデルです。


「フランチャイザー」とよばれる「本部」が、商品開発から店舗構築、広告宣伝、業務マニュアルにいたるまで、店舗運営に関わるビジネス全体を仕組み化し「パッケージ」として、「フランチャイジー」とよばれる「加盟店」に提供するビジネスモデルです。


フランチャイズに加盟したショップは、パッケージを利用する代わりに、「ロイヤリティ」とよばれる「パッケージ」利用料を本部に支払わなければなりません。



■フランチャイズのメリット■

フランチャイズに加盟するメリットは、


新規開業の「リスクと初期費用が少なくて済む」ことが、まず挙げられます。


フランチャイズでは、ショップを開業・運営するのに必要な、商品、ノウハウ、マニュアルなど、ショップ開業するために必要なものが、すべて揃っています。


また、レジ決済システムも完備している場合も多く、面倒な仕入れ先探しの手間もかかりません。


それに、開業までの手順がシステムとして確立されているので、スピーディーにショップを開業できます。


フランチャイズでは多店舗展開している場合が多く、すでに消費者に「ブランドイメージ」が定着しています。


そのため、ショップ開業で誰もが苦労する「集客費用」を低く抑えることができます。


以上のような理由で、開業のリスクと初期費用を低く抑えることが可能となるわけですね。




また、フランチャイズ本部には、すでに成功している加盟店のノウハウが蓄積されているので、経営についてのアドバイスも得ることができます。



■フランチャイズのデメリット■


フランチャイズに加盟するデメリットは、


フランチャイズに加盟するメリットとの裏表の関係ですが、加盟店は本部に「ロイヤリティ」を支払う必要があるということです。


フランチャイザーにより異なりますが、加盟期間中は売上の数パーセントのロイヤリティを払い続ける義務があります。


仮に利益が思うように上がらないときでも、ロイヤリティを支払わなければなりません。


また、本部が定めたマニュアルの通りの運営を行なわなければならないので、加盟店が本部の許可無く、独自にキャンペーンを企画するなど、自分の好きなようにショップ運営することはできません。


たとえ、契約期間が終わって「自分の思い通りのショップをだそう!」と思ったとしても、数年間は同業での開業が禁止されているケースがほとんどです。


とはいっても、「フランチャイズ」は、成功する確率も高く、ローコストで開業するための良い方法のひとつです。



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